銀座の老舗カレー 復活した名店ニューキャッスル
三代目が復活させた辛来飯(カライライス)
ニューキャッスルさんのサイトに載っている歴史によると、1946年に銀座柳通りに創業したお店で初代・二代目夫婦が守ってきたのですが、東日本大震災による建物の地盤沈下の影響により惜しまれつつ一度は閉店されたそうです。
しかし当時常連客としてお店に通っていた三代目の現店長の想いから秘伝のレシピを引き継いで、2013年に銀座二丁目に再度オープンされたそうです。
常連客が受け継ぎ復活させるとは、どれだけ愛されていたカレーなのかと驚きです。
メニューは1種類でその名も辛来飯(カライライス)。サイズとタマゴのありなしが選べますが、サイズ名が京浜東北線の駅名にちなんでいるのがユニークです。
川崎(大盛り)、つん蒲(普通盛り)、蒲田(少なめ)、大森(小盛り)、大井(極小盛り)、品川(超極小盛り)となっています。
大森が小盛り、大井が極小盛りといった感じで慣れるまではちょっと混乱しますね(笑)。
サイズで迷っていたら、「つん蒲がこのサイズです」と、店員さんが親切にサンプルを見せてくれました。
カレーライスではなく辛来飯(カライライス)という名前は、辛さが後から来ることから名付けられたそうです。
恥ずかしながら私は先代の旧店舗時代に食べたことがないのですが、この辛来飯(カライライス)を食べて大ファンになりました。
濃厚で濃いめのルーは、食べた瞬間は玉ねぎや果実の甘さとスパイスの旨味でいっぱいになるのですが、じわじわと辛さがやってくるので、半熟目玉焼きを崩して頬張り、辛さとミックスすると、ととても美味しいです。
日本初の固形カレールーが登場するのが1950年なので(ハウス食品カレーの日本史参照)、ニューキャッスルさんの創業は、今のように気軽に家庭でカレーが作られる前ということになります。
辛来飯(カライライス)がどこか懐かしい味がするのは、ニューキャッスルさんが日本のカレーのルーツの一部になって、家庭で作られるカレーに影響を与えていたのかもと想像しました。
親切でフレンドリーな接客と初めてなのに懐かしい味、ニューキャッスルさんがカレーファンに愛される理由がわかったような気がしました。
主なメニュー
- 辛来飯(カライライス:川崎) (¥1,000)
- 辛来飯(カライライス:つん蒲) (¥900)
- 辛来飯(カライライス:蒲田) (¥800)
- 辛来飯(カライライス:大森) (¥700)
- 辛来飯(カライライス:大井) (¥600)
- 辛来飯(カライライス:品川) (¥550)
お店情報
ニューキャッスル
住所東京都中央区銀座2-11-1 銀座ランドビル B1F |
|
---|---|
最寄り駅 |
東京メトロ有楽町線銀座一丁目駅11番 徒歩約30秒 都営地下鉄浅草線東銀座駅 徒歩約5分 東京メトロ日比谷線東銀座駅 徒歩約5分 東京メトロ銀座線銀座駅 徒歩約6分 JR有楽町駅 徒歩約9分 |
TEL | 03-6264-0885 |
営業時間 |
11:30〜16:00 |
定休日 | 月曜・祝日 |
URL | http://newcastleginza.com/ |
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